VOICE
卒業生の声


私は小学校低学年から卒業までアトリエポニーに通っていました。取り分け楽しみだったのが定期的にある「なんでも作っていい日」です。その日はアトリエに行くと木材などの素材がたくさん用意されていて、アトリエの設備を使って皆んなそれぞれ思い思いの工作を行っていました。もちろん「これが作りたい」「こんなことしたい」と言えば先生が親身になって一緒に考えてくれるので、皆んなとても工作に熱中していたように思います。私もそのうちの1人でしたが、毎度毎度無茶を言うので、中々に手がかかる子どもだったかもしれません。しかし私にとっては自分の頭の中にあるもの(その当時はおもちゃとかです)を実際に作り出すということが楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。
その楽しさはアトリエを卒業しても忘れることができず、気がつけば美術大学に進学、現在は二輪車メーカーで製品をデザインする仕事をしています。結局自分の頭の中にあるものを実際に作りだすということを仕事にしてしまいました(笑)。楽な仕事ではありませんが、今でも小学生の頃と同じく、あーでもないこーでもないと悩みながらも楽しく物を作っています。
(プロダクトデザイナー/20代)
K.Y
(プロダクトデザイナー/20代)

クレヨンと絵の具を使って様々な色で目の前にある物、自分の好きな物や事、自分の気持ちを描くことがいつも楽しみでした。工作も好きでしたが、板を切ったり、紙やすりを使ったり、釘を打つ作業が大変で、トンカチを指にぶつけたりするので少し苦手意識がありました。しかし、今思い返すとそれらも含めて楽しくて良い思い出だったと感じます。絵でも工作でも粘土でも自由に使って良い時は、その場で思いついた物事やその時の気分で様々な作品を作りました。当時自分は不思議なことを考えていたのだと思いましたが、とても楽しくて貴重な経験でした。
(大学生/20代)
R.M
(大学生/20代)
K.T
(会社員/50代)
小学6年の最後に勉強机を作ることに。桜新町の製材屋さんに先生が運転する空色のピックアップトラックで木材を買い出しに行き、アトリエにある電動工具を使って、シンプルかつ頑丈で大きな勉強机を作りました。仕上げに木目が見えるように透明なニスを塗りました。小学校卒業時に自宅部屋に持ち込み、実家を出る27歳までの15年間を過ごしたこともあって、今でも表面の肌触りなど記憶にあります。その後も実家の改築を生き残り、余生は家具として30年近い年月を両親とともに過ごしました。
(会社員/50代)
糸鋸の音や振動、筆の湿り気を頰で確かめる先生など、情景や感覚が昨日のように、または自分の中に流れる血のように感じるのです。
アトリエでは毎回ワクワクする素材や手法を教えてくださり、それで自分が作りたいと言ったものを最後まで貫かせてくれました。思えば先生は生徒の完成を絶対に否定することがありませんでした。だからすべての作品が大切で、100%やったからこそ、次はもっとこうしたいと気づける。その経験が今も僕の宝物なのです。
(大学生/20代)
T.A
(大学生/20代)
M.S
(デザイナー/50代)
アトリエに流れる空気、子どもたちの絵、子どもたちと先生の会話、すべてが大好きだったのを覚えています。私は絵を描くことが大好きだったので、デザイン学校に進学し、キャラクター開発の会社に就職しました。
途中、その進路に悩んだ時、作品に迷った時、必ずアトリエに行きいつも誰かいる卒業生とおしゃべりをしながら、アトリエの子どもたちと接し、絵を描く楽しさを思い出しながら、自分の道をみつけてきた気がします。
アトリエポニーは、ただ絵を習う場所でなく、たくさんの会話をしながら作品を作っていく上で、子どもたちは色々な感情を探し、表現し、新しい発見をしてゆくのだと思います。
(デザイナー/50代)
幼稚園のときから毎週通って、絵を描いて。少し毛が抜けてボロボロになっていた筆を、一生懸命洗う私に、先生は「ゆうちゃんは、道具をとても大切にしているね」と優しく声をかけてくださいました。自分のものを綺麗にしていたかっただけなのですが、その言葉がとってもくすぐったくて、嬉しくて。それ以来、よりいっそう筆のお手入れは丁寧にするようになりました。物のお手入れをしていると、今でもときどき、あの時の言葉がふと頭に浮かび、かけて頂いた言葉を嘘にしないようにと、心を込める自分がいます。10年以上たった今でも、当時のスケッチブックを見返すと、お世辞にも絵がうまいとは言えないのですが、毎週楽しみにアトリエに通い、見よう見まねで写生をして、たくさん褒めて頂いたからだと思います。
(20 代)
Y.A
(20代)
S.S
(デザイナー/20代)
幼稚園年長~小学6年生まで、7年ほど通いました。絵を描いたり、木工制作で自分の椅子を作ったり、クリスマスの飾りを作ったり。季節ごとに色々なテーマで自由にものづくりが出来て、毎週アトリエに通う曜日になるとワクワクしていました。自分で考え、自分の手で作ることの楽しさ、完成したときの喜びや自信は、アトリエポニーに教えて貰いました。その後、美大に進学し、印刷会社でデザインの仕事をしていますが、やはりアトリエでの経験が、今の私の原点だったと思います。
(デザイナー/20 代)
T.T
(30代)
スケッチブックを見返すと、このとき良いアイデアが出たな〜とか、描きたいように描けなかったな〜とか、ほんのりと思い出して楽しいです。“ただ絵を上手く描けるようになる”アトリエではなく、絵も工作も“自分のアイデアを生む そして形にする”アトリエで 広く色々なことをさせて頂いたな〜という思い出です。年賀状用に版画を作り、それでお正月に送るのは何だかとても達成感がありました。中学〜大学で美術や家庭科や色々アイデアやデザインの必要なときにはアトリエで身についた力を発揮できていたのではないかと思います。
(30代)
R.S
(大学生/10代)
小学生1年生の時から中学校に上がるまでずっとお世話になっていました。ユーモラスでとても優しい先生方で、学校嫌いだった私も放課後にアトリエポニー に来れる日は頑張っていました。自画像を描く日には毎回「目が3つある人はちゃんと描いていいからね」と言われるのが決まりでした。今思い返しても何だそれと笑ってしまいます。
(大学生/10代)
小学3年から3年間通わせていただき、たくさんの思い出作らせていただきました。日々の作品作りでは、様々な道具を使い、頭の中にあるものを形にしていくのが楽しかったです。また、習い事はすぐにやめてしまう私でも絵や彫刻などテーマは毎回変わるので、毎回新鮮な気持ちで通えました。先生も優しく丁寧に教えるので大好きでした。想像する力を養うにはもってこいの場所だと思います。私もこれからでも通いたい(笑)
(大学生/10代)